インタビュー | 懐石本多大阪宗右衛門町カウンター割烹

懐石本多をオープンしてどれ位ですか？

ここ宗右衛門町でもう23年になります。その間いい時も悪い時もいろいろありました。街も大きくかわりました。今ではここは外国かいなと思います。

確かに中国、韓国、東南アジア、欧米と外国人だらけです。

僕は日本に来られる観光客の方にも日本食の素晴らしさを知っていただける機会ですのでありがたいですし、日本のおもてなしをきっちりさせていただきたいと思っています。ですが、本当の思いというのもあります。

本当の思い。それは？

はい。宗右衛門町が元気で活気に溢れて欲しいですね。昔夜の宗右衛門町は元気な日本人で溢れかえっていました。私共のお店も大変お世話になりました。観光客もありがたいですが違う意味であの熱気が欲しいですね～。そういう意味で私は宗右衛門町の振興会の副理事もさせてもらっています。まだまだ頑張りますよ！

本多さんのキャラですから常連の方も多いのでは？

はい。それが一番嬉しいことなのです。オープン当時から20年間、年一回でも大切な記念日には利用してくれる方もいて、そんな方を私は一番大切にしたいのです。お金だけ払えばいいというものではありません。人と人の想いこそが私が大切にしてきたことですし、これからも大事にしていきたいことです。

本多さんらしいですね。最後に今の心境やお店の運営について思っていることを教えて下さい。

感謝の心です。最近そういう気持ちが強くなっています。お店を開いて23年ですが、お客様なしではここまでこれません。お客様には感謝の気持ちしかありません。また本多を支えてくれた業者さん・仕入先さんにも感謝です。そしてこの私を育ててくれたこの街「宗右衛門町」に微力ながら恩返しができたらと思っています。これからも私に係る全ての方に感謝の心を忘れず、頑張っていきたいと思います。どうか宜しくお願い申し上げます。

編集後記／本多さんの人柄がすごく伝わるインタビューでした。お店よりも自分よりもまず周りを大切にする姿勢がお客様に長く愛される所以だと思います。逆に大切にしていきたいお店だと思います。